c94f5e44a3ee5722b88f4e1ed88fbb1c_s

日本における高齢者の増加と減少がセラピストに与える影響

現在、2025年問題への対応のため、多くの医療従事者が養成され、理学療法士・作業療法士だけでも、毎年1万5千人程度誕生している。

2025年問題とは、団塊の世代が2025年頃までに75歳以上の後期高齢者となり、介護・医療費等社会保障費が増大や医療・介護サービスの質の低下が懸念される問題を示す。

2025年問題は2025年がスタートであり、高齢者が増え続ける間、日本政府や国民はその対応に追われることになる。

このよう医療・介護サービスを受ける割合のほとんどが高齢者で占められるようになっており、現在の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の業務の対象は高齢者が中心であるといっても過言ではない。

したがって、現在のリハビリテーション医療やリハビリテーションに関する各種政策は、高齢者に対するものが多い。

今日の時代に働くセラピストは、高齢者へのリハビリテーション支援に関する知識と経験を高めていくことで市場で生き残っていける可能性は高い。

では、高齢者の数はいつまで増え続けるのだろうか?

高齢者数ピーク

厚労省の統計によると、高齢者数は2042年に3,878万人となりピークを迎える。

つまり、2040年~2050年の間に高齢者は減少に転じることから、セラピストの業務も必然的に減少していくことが考えられる。

また、医療レベルの向上(再生医療・予防医療)により、心身に障がいを持った方も少なくなっていくことから、リハビリテーションのマーケットは減少する可能性が高い。

したがって、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は2040年以降に訪れるリハビリテーションのマーケットの縮小に対しても、今より対策を立てて、実行しなければならない。

特に、年齢が若いセラピストは2040年以降もセラピストとして働き続けている可能性が高いため、時代の変化とともに自身の技術や知識を変化させるワークシフトが必要となってくる。

今の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のジョブモデルでは、高齢者数に過度に依存しているため大きなリスクも包含している。