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理学療法士は将来的に供給過剰になる!?

2015年に理学療法士の業界を騒がせたニュースに日本経済新聞が報道した「理学療法士過剰供給問題」が挙げられる。

記事の内容をまとめると
1)年間の国家試験合格者が1万人を突破している
2)求人応募数を上回る求職者が殺到している
3)日常生活に支障のない患者に長期間に渡り、リハビリをしている
というものであり、これらの理由から、理学療法士の競争激化が懸念されているという主旨の記事である。

理学療法士の過剰供給問題は、リハビリテーション関連の学会や政治的集会あるいは、理学療法士、作業療法士の職能団体でも度々取り上げられており、理学療法士にとって大きな関心事であることは否めない。

市場原理で考えると、需要と供給のバランスが変化し、供給が需要に近づく、あるいは、上回ったりした場合、その商品やサービスの購入価格は下落する。
しかし、社会にとって希少性の高い商品やサービスの購入価格は上昇する。

既存の市場規模や職域の中で、理学療法士が増加していくならば、確実に供給が需要に迫るため、理学療法士の賃金が上がりにくい状況が出来上がっていく。

しかし、見方を変えると、理学療法士が過剰になるかどうかは、理学療法士自身の市場拡大や希少性の維持に対する努力に依存している状況でもあると言える。

現在、理学療法士として働く者、あるいはこれから理学療法士を目指す学生は、日本国における理学療法士の現状を十分に把握した上で、業務や学業に取り組む必要性が高まっている。

PT過剰

2015年9月17日 日本経済新聞より抜粋