理学療法士・作業療法士養成校指定カリキュラムの変更が示すセラピストの在り方

現在、厚生労働省にて理学療法士・作業療法士学校養成施設カリキュラム等改善検討会が開催されている。

本会議の目的は以下の通りである。
※理学療法士・作業療法士学校養成施設カリキュラム等改善検討会(第1回) 議事録より抜粋

厚生労働省の説明
作業療法士・理学療法士を取り巻く環境の変化に対しまして、国民の信頼と期待に応える質の高いリハビリテーションの提供につなげるための対策を講じていくべきものと考えております。
国会等におきましても、理学療法士と作業療法士の養成施設におきます実習の指導体制等のあり方等はどうであるのかということをめぐって議論がされております。
こうしたことを受けまして、このたび、医政局では理学療法士・作業療法士の学校養成施設カリキュラム等改善検討会というものを開催いたしまして、質の高い人材養成に向けまして、カリキュラム等の改善について御議論賜りたいと考えております。

つまり、現行のカリキュラムでは質の高い人材の育成が難しくなっていると述べている。

地域包括ケアシステムが進展する社会では、理学療法士・作業療法士に求められる知己や技術が大きく変節している。

カリキュラムの内容(下図)より今後も理学療法士・作業療法士に求められる知識・能力は次のようにまとめられる。

栄養
薬理
画像
救急救命
予防
自立支援
多職種連携
職場管理
職業倫理
在宅リハビリテーション

現行のカリキュラムでは、これらの内容に関しては補完的に行われているに過ぎない。

したがって、カリキュラムが変更されれば、これらの内容に長けた新人が多くの職場に就職することになる。

その時、既卒と新卒の間で大きな知識のギャップが生まれる可能性がある。

世間では働き方改革が叫ばれているが、理学療法士・作業療法士にとっても避けられない課題になることは間違いない。

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平成29年11月22日
第4回理学療法士・作業療法士学校養成施設カリキュラム等改善検討会 資料2