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生活機能の改善がセラピストの仕事である

2015年度介護報酬改定にて、「生活機能の改善」に対する取り組みに対して様々な加算が設定された。

セラピストの仕事は、「生活機能の改善」といっても過言ではない。

「生活機能」は2001年にWHO総会で採択された国際生活機能分類の基本概念である。

生活機能は3つの階層で構成されている(下図)。

それぞれのレベルはお互いに影響しているが、それぞれで独立した問題を抱えている。
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双方向性という考え方が生活機能では重要視されている。

心身機能低下は活動を制限するが、活動が活発になれば、機能低下の回復の促す可能性がある。

あるいは、社会参加のレベルが向上すれば、活動や機能低下も軽快する可能性がある。

当然、心身機能が回復すれば、活動・参加も回復しやすくなる。

心身機能の回復に関する技術はセラピストの必須の技術であるが、心身機能の回復と活動や参加の回復を結びつけることがより求められる時代になったと言える。

また、活動と参加のレベルを向上させることで、心身機能を回復させる技術もセラピストには求められる。

脊髄損傷、脳卒中片麻痺、統合失調症、ダウン症の人の社会参加は、心身機能に好影響を与えることが知られている。

活動・参加が重要視される風潮が強くなっているが、心身機能の評価が決して軽視されることがあってはならない。

心身機能の改善は、活動・参加を支える大きな土台である。

セラピストは、心身機能・活動・参加について限界なき探求心を持たなければならない。