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PT・OT・STが知っておきたい介護支援専門員の利用者支援における視点

居宅サービス計画書を作成する介護支援専門員はどのような視点で利用者を支援しているのだろうか?

介護保険分野で働くセラピストは、介護支援専門員のケアの視点は是非とも知っておきたい。

4つの支援の視点から、介護支援専門員の役割を考えてみる。

1.自己決定の支援
介護支援専門員は、利用者の主体性を尊重し、利用者とその家族の参加、意思表明、自己決定を支援する。そのためには、利用者の価値観を尊重し、利用者と介護支援専門員が対等な関係を維持することが重要である。そのためには、利用者が感情や意見を表明しやすい雰囲気を作り、また、適切な情報を提供するなどして側面的な支援が必要となる。

2.自立支援
自立支援は、介護保険制度全体の理念である。当然、居宅サービス計画書の立案において、自立支援は最重要項目となる。自らの意志で、自分らしく、生活を送り、疾患を予防できるように生活機能を高めてく居宅サービス計画書が求められる。

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3.家族介護者への支援
家族に対するケアは、情緒的なことだけでなく、家族の健康状態や人間関係に関しても配慮が必要である。介護支援専門員は、個別的に家族のケア能力潜在的可能性を見極めることが重要である。また、家族の介護負担も軽減し、家族自身の活動能力(仕事や趣味など)も向上させる必要がある。

4.生活継続性の支援
利用者の過去・現在・未来という時間経過をとらえることで、利用者の価値観や思想を把握することができる。価値観や思想を尊重し、生活を支援することは重要である。

これら1~4のことは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士にとっても重要な要素である。

すべての項目が、リハビリテーションでも重要な要素であり、介護支援専門員とリハビリテーション三職種の考えは親和性が高いものである。