1226d5544a74f50b8bb576d58177d163_s

PT・OT・STが知っておきたい意識障害とせん妄

意識障害の原因は以下の3つに分類される。
1)脳血管障害や頭部外傷などの脳の器質的疾患
2)薬剤の副作用
3)低血圧・低血糖・慢性呼吸不全・高血糖・尿毒症などの全身疾患

意識の保持に大切な上行性網様体賦活系
各種感覚神経の入力は脳幹を上行するときに、大脳皮質に向かう経路と脳幹網様体の経路がある。

網様体は視床に線維を送り、さらに視床から大脳皮質に感覚を伝える。

これにより大脳皮質は常に感覚入力を受けており、大脳皮質の神経細胞の活動性が高まる。

したがって、外界からの刺激が減ると網様体賦活系の機能低下が生じ傾眠となる。

これを上行性網様体賦活系という。

大脳皮質そのものが障害された場合、外界の刺激の認知やそれに対する反応性が障害され、
軽い意識混濁の上に異常な精神活動がみられ、多動的になる。

l_040

せん妄
意識の混濁に加えて、認知機能低下、見当識障害、不眠、興奮、錯乱、幻聴、幻覚などの症状が生じる。

特に、夜間に現れることが多く夜間せん妄と言われるものが多い。

せん妄の原因は上記した1)から3)に加えて、睡眠障害、生活環境の変化、不安、アルコール、脱水、隔離などでも引き起こされる。

一過性の症状であることが多いため、薬物治療と原因を取り除くことでおさまることが多い。