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PT大沼俊博の臨床家ノート 腰部の多裂筋を感じる

今回は腰部の多裂筋を身近に感じて頂くためのお話です。

腰部の多裂筋は、L3、L4あたりの棘突起を触れ、そこから側方へ3cmくらい指をスライドさせた位置にて触診ができます。

ではさっそく収縮を感じてみましょう。

リラックスして座っている状態から腰椎を伸展してみて下さい。

触診部位にて電気コードを触れている様な硬さを感じる事がてきれば、多裂筋が収縮しています。

つぎに、立位にて多裂筋を触診し、腰椎から右側に体幹を傾斜させてみて下さい。

右側の多裂筋は従重力により筋肉は短くなると共に筋緊張は低く感じて頂けるでしょうか。

これに対して左側の多裂筋は腰椎からの右側屈に伴う体幹の右傾斜を止めようとしているため、硬く感じることでしょう。

さらに、多裂筋を感じるために、立位にて腰部の多裂筋を触診し、腰椎から体幹右傾斜、左傾斜をリズミカルに繰り返してみて下さい。

傾斜側の多裂筋の緊張は低く、非傾斜側の多裂筋の緊張は高くなる切り替わりが良くわかるかと思います。

臨床的には腰椎の伸展や側屈時に筋収縮を感じやすい腰部の多裂筋、評価時の一助にして頂ければ幸いです。

執筆者
大沼 俊博 PT, M.S. (Health Sciences)
oonuma
六地蔵総合病院 リハビリテーションセンター 副センター長
関西医療大学 保健医療学部 理学療法学科 助教
関西理学療法学会 理事
関西理学療法学会 神経疾患理学療法 認定講師
関西理学療法学会 基礎理学療法 認定講師
株式会社WorkShift セミナー事業部